人工毛植毛は危険です

自毛と人工毛におけるメリット&デメリット

人工毛植毛
人工の毛髪を植える人工毛植毛

植毛には自分の髪の毛を使う自毛植毛と、人工の毛髪を使う人工毛植毛とあります。

植毛の主流となっているのが自毛植毛です。手術が成功しうまく定着することができれば、自分の髪の毛が生えてくるようになります。特にメンテナンスの必要もありませんから面倒もありません。費用も手術費用以外は特に必要としません。

そして何より、自分の毛髪を使うので拒絶反応や副作用などのリスクも低いです。昔の医療現場では自分の毛髪を糸代わりにしていたというくらいなので、その安全性は古来より証明されているといえるでしょう。

ただ、自毛植毛の場合だと理想とするスタイルを完成させるまでに時間がかかります。植毛した自毛はいったん抜け落ち、そこから再び新しい毛髪が生えてくるようになります。髪はすぐには伸びませんから、理想とする髪型になるまでには大体半年から1年程はかかるとみていいでしょう。

では、自毛ではなく人工毛植毛の場合はどうでしょうか?人工毛植毛は、人工の毛髪を移植するので、髪の長さや量なども自由に決めることができます。すべてが自由自在なので理想とするヘアスタイルを作るのも自毛植毛よりも簡単です。

ただ、人工毛は自毛とは違って再生することはありません。必ず抜けますから、状態を維持するためには抜ける度に植毛を行う必要があります。人によっては1年たたないうちに半分は抜けてしまうので、維持するにはかなりの労力と費用がかかります。メンテナンス代は決して安くはありません。

また、拒絶反応や副作用といったリスクも高く、付け根の部分が切れることで残った毛根に炎症がおこる…なんてトラブルも報告されています。

自毛植毛も人工毛植毛も、それぞれにメリットとデメリットがありますが、一時的な結果か長期的な結果か…根本的な解決を望むのであれば自毛植毛のほうが適しているといえます。

人工毛植毛に対する懸念

アメリカでは人工毛植毛は一切禁止となっています。

最初から禁止していたわけではありません。植毛がおこなわれるようになった頃、アメリカでも自毛だけでなく人工毛を使った植毛がおこなわれていました。ところが、異物反応や感染症といったトラブルが多く報告されるようになり…リスクが高いということで禁止されるようになったのです。アメリカで人工毛が禁止されるようになって既に10年以上経ちます。

日本でも、日本皮膚科学会などが「人工毛での植毛手術はやらない方がいい」といった事を述べており、自毛での植毛を強く推奨しています。自毛植毛では、自分の毛髪を使うので半永久的に維持することが可能です。もちろん、自分の毛髪ですから拒絶反応や副作用もほとんどおこらないといわれています。安全性を考えるのであれば、自毛植毛の方が上。なによりも自分の髪ですからより自然な治療となります。